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ツアーリポート第1章「セメントの道」(8/29(金))

 今回のツアーリポートは、山口大学経済学部の学生である私が担当いたします。インターンシップ研修の一環として、ツアーに参加させていただきました。大人気の大人の社会派ツアー、「セメントの道」の魅力を皆様にたくさんお伝えしますので、楽しんでいただければと思います。

さて、今回お伝えする「セメントの道」は、全21種類あるツアーの中でも一番人気のコースとなっています。私も宇部市出身ですが、普段では体験できないような内容が盛りだくさんです。

車内でお話をしてくださるのは、エスコーターの藤重さんです。宇部興産のOBで、伊佐セメント工場に勤務されていたこともあります。工場の話はもちろん、山口の歴史について興味深いこともたくさん教えていただきました。どれも学校の歴史の授業では教えてもらえないような、詳しいお話でした。バスは、最初の目的地へと向かいます。

 

『秋吉台科学博物館』

 

 

本日一か所目は、秋吉台科学博物館です。最初に、美祢市の石灰岩について講義を受けました。石灰岩を鉱物資源として扱う時に、一般に石灰石と呼びます。多くの資源を外国からの輸入に頼っている日本ですが、なんと石灰石は国内だけで供給が可能です。その中でも山口県は国内で生産量が第二位です。石灰はセメント・建築材の原料になるのはもちろん、ガラスやゴム、こんにゃくなど私たちの生活に身近なものにも使われています。山口県の石灰岩が日本国民の生活を支えていると思うと、山口県民として少し誇らしい気持ちになりました。参加された皆様も先生のお話を大変熱心に聞いておられ、講義の後に質問する方もいらっしゃいました。

 

 

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講義の後は、博物館内を自由に見学します。石灰石だけでなく、秋吉に生息する動物、植物に関する資料もたくさんありました。見学中も多くのお客様が先生へ質問されており、先生もそれに対して一つ一つ丁寧にお答えくださっていました。

 

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『安富屋』

 

 

昼食は、安富屋さんでいただきます。おすすめのからし椎茸からしがピリッと辛く、その刺激がやみつきになるおいしさでした。一階ではお土産も売っており、昼食後にお買い物を楽しまれるお客様もいらっしゃいました。

 

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『宇部興産伊佐セメント工場』

 

午後からはいよいよお待ちかねの伊佐セメント工場です。工場内はバスの車内から見学します。解説をしてくださるのは、伊佐セメント工場の緒方さんです。

工場内に入ると、とにかく一つ一つの施設が大きくてとても驚きました。

 

工場の周りには高さ5メートルの防音壁が。周辺には民家が多いので、騒音対策には特に気を使われているそうです。工場の近くに流れている川は大変きれいで、夏にはホタルも見られるそうです。伊佐セメント工場の環境への配慮がうかがえます。

 

 

そしていよいよ工場の中へ。

 

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こちらは、クリンカーを製造するロータリーキルンです。クリンカーとはセメントの一歩手前の状態のものを言います。このロータリーキルンは1500度近い熱を持っていて、バスが停車している間に窓を触ると、ほんのり暖かくなっていました。伊佐セメント工場のロータリーキルンは直径が6.2メートルもあり、世界最大級の大きさとなっています。

 

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工場内で使われる電気は、自家発電所で発電しています。

 

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そして、こちらが石灰石鉱山です。実際に自分の目で見てみるとそのスケールの大きさに圧倒されます。あいにくの天気でしたが、それを忘れてしまうほどの絶景でした。採掘開始以来60余年で4億6000万トンの採鉱がされました。今後40年でさらに50メートルほど掘り進めるそう。100年先の計画まですでに立っているというから驚きです。こちらの展望台には、年間3000~4000人のお客様が訪れるそうです。

 

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こちらは展示されている90トンダンプトラックのタイヤです。人と比べるとその大きさがよくわかりますね。

 

鉱山を出る車は洗車をする決まりになっています。これはタイヤについた石灰石の粉が外に出るのを防ぐためです。こういった細やかな対策が環境保全へとつながっているのですね。

 

また、伊佐セメント工場では毎年夏祭りを開催していて、工場の中で花火も上げるそうです。地域の皆様との関係を非常に大切にされているのだなと思いました。まさに、地域密着型の工場であるといえるでしょう。

 

 『宇部興産専用道路』

 

 

宇部興産専用道路は、なんと全長32㎞。日本一長い私道です。専用の通行証が必要なので、一般の人は通ることができません。もちろん、私も今回が初めてです。

 

 

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走行中、たくさんのトレーラーとすれ違いました。

宇部興産専用道路は自転車のロードレース競技に使用されたこともあるそうです。

 

 

『楠こもれびの郷』

 

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楠こもれびの郷に立ち寄ります。建物には山口県内産の木材を使用しており、店内も木々のぬくもりを感じる優しい雰囲気に包まれていました。地元の野菜や花などがたくさん売られていました。この日は時間がないので入れませんでしたが、「クスクスの湯」という温泉もありました。ぜひもう一度来て温泉も楽しみたいものです。

 

 

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『トレーラー整備場』

 ここではバスから降りて、近くでトレーラーを見ることができました。実際に並んでみるとトレーラーの大きさがとてもよくわかり、大迫力でした。皆様、説明も熱心に聞いていらっしゃいます。

 

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実際にトレーラーの運転席に座ることもできました。

ところで、上の写真を見てみなさん何かお気づきですか?車にあるべきはずの物がない…そう、このトレーラーにはナンバープレートがありません。私道である宇部興産専用道路しか走らないために、ナンバープレートは必要ないのです。代わりに、会社で管理するために番号が付けてあります。

 

私も運転席に座らせていただきました。下の写真は車内の様子です。

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さて、宇部興産大橋を通って、いよいよ本日最後であるUBEiPlazaへと向かいます。

 

 

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UBEiPlaza

 

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UBEiPlazaへ到着です。入り口ではUBE DOGがお出迎え。

 

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施設では宇部興産の歴史や、宇部興産が社会でどんな役割を果たしているかなどのお話を聞きました。宇部興産の始まりは、およそ1世紀前の沖ノ山炭鉱です。「有限の鉱業から無限の工業へ」を目標に事業を発展し、今の宇部興産となりました。今の宇部市があるのは、歴代の宇部興産の社長方が、社員の為、宇部市の為にたくさんの努力をしてくださったおかげなのだと知り、大変感動しました。

 

これで、本日のツアーは終了です。皆様、いかがだったでしょうか。

私自身、どれも初めてのことばかりで、大変良い経験になりました。このツアーを通じて、山口県のことをより深く知ることができました。また、今回様々な場所を訪れましたが、その中で私が一番強く感じたのは、皆様の地域に対する思いの強さです。説明をしてくださる従業員の皆様からは、地域の為に全力を尽くしているという誇りや、もっと私たちが住む地域のことを知ってほしいという熱い思いを感じました。ここでは伝えきれなかったこのツアーの魅力はまだまだたくさんあります。これを読んでくださった皆様が、このツアーに興味を持っていただけるととても嬉しいです。皆様もぜひ実際に体験して、宇部市、美祢市、山陽小野田市の魅力に触れていただければと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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