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ツアーリポート第5章「美祢の石灰石と宇部」(9/3(水))

 今回のツアーリポートも、前回に引き続き山口大学経済学部の学生である私が担当させていただきます。インターンシップ研修の一環として、ツアーに参加させていただきました。今回のツアーも非常に内容が濃いものでしたので、その魅力を皆様にしっかりとお届けできればと思います。

 

今回お伝えするツアーは、「美祢の石灰石と宇部」です。工場見学に加えて、幕末の面影を残す伊佐の街並みを見ることができるコースです。今日はどんな新しい発見があるのか楽しみですね。

 

車内でお話をしてくださるのは、エスコーターの石川さんです。宇部マテリアルズに46年間勤務されていました。石灰石や工場の解説に加え、宇部、美祢、山陽小野田市の発展に貢献した三人の翁の話や、美祢線が作られた理由など大変興味深い歴史の話もたくさんしていただき、バスの移動時間もとても有意義な時間を過ごすことができました。

 

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『薬仙石灰』

 

本日の一か所目は薬仙石灰です。最初に工場や、石灰石についての講義を受けました。

 

こちらでは石灰石の採掘に始まり、生石灰の製造、消石灰の製造、しっくいの製造が行われています。一見、普段の生活ではどれもなじみのないように思えますが、実は身近なところで私たちの生活を支えています。例えば生石灰は高い吸湿性を持つことから乾燥材としても利用されます。新しい知識を得ると何気ない生活の中でも新たな発見が増えて嬉しいですね。皆様真剣に講義を聞いていらっしゃいます。

 

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講義の中では簡単な実験が行われました。お客様が参加される場面も。

 

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講義の後は工場内を見学します。どれも大きな施設ばかりで驚きです。

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石灰石の採掘現場も見学させていただきました。ちょうど重機が作業をしているところでした。大きな重機がとても小さく見えます。土地の広大さがよくわかりますね。

 

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『伊佐の街並み』

 

次は伊佐の街並みを散策します。近代的な工場見学の後に幕末の面影を残す街を歩くのはなかなか新鮮で、タイムスリップしたかのような不思議な気持ちでした。石川さんの説明を聞きながら、ゆっくりと街を見学します。

 

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途中、斎藤製菓さんに立ち寄ります。こちらの名物は「宇いち饅頭」。中は白あんで、とてもまろやかな口当たりでした。紅茶やコーヒーにもあいそうです。お土産に買っていかれる方もたくさんいらっしゃいました。

 

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『美祢グランドホテル竹筒庵』

 

 

昼食は竹筒庵さんで松花堂弁当をいただきます。見た目も鮮やかで大変おいしかったです。

 

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『宇部興産専用道路』

 

 

昼からは、宇部興産専用道路を通って宇部セメント工場へと向かいます。宇部興産専用道路は伊佐と宇部を結ぶ全長32㎞の日本一長い私道です。普段は通行証がないと通ることができないため、一般の方は入れません。宇部興産のトレーラーはこの道路を一日に10往復もするというから驚きです。走行中もたくさんのトレーラーとすれ違います。

 

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『宇部興産宇部セメント工場』

 

宇部セメント工場に到着です。こちらでは車内から工場内を見学します。しかし、残念ながら工場内は特許の関係で撮影禁止。文章のみでお伝えすることになりますが、ご了承ください。

 

工場内はどれも大きな施設ばかり。なかでも一番注目したいのがロータリーキルンです。ここでは、セメントの一歩手前の状態のものであるクリンカーが作られます。その時のロータリーキルンの温度はおよそ1450度。窓を開けると暖かい空気を感じることができました。一時間に約200トンものクリンカーが製造されます。

 

その他にも様々な機械や施設を見学しました。実際に目の前で見るとその迫力に圧倒されます。名残惜しいですが工場を出発。次は宇部マテリアルズ宇部工場です。

 

『宇部マテリアルズ宇部工場』

初めに、宇部マテリアルズ宇部工場ではどんなものを製造しているか、またそれらが社会にどう役立っているかなどの講義を受けました。

 

宇部マテリアルズ宇部工場は、石灰石や海水中のマグネシウム分等を活用して工業原料を製造する工場です。プラズマディスプレイや自動車用樹脂の原料なども製造しています。また、「地球にやさしい企業」を目標に、環境保全にも努めています。講義中難しい用語もたくさんありましたが、とても分かりやすく説明してくださいました。

 

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また、化粧品や入浴剤など生活関連製品も製造しています。中でも薬用歯みがきは添加物を使用しておらず、一度使ったら手放せなくなる方もいらっしゃるとか。下はこちらで製造している生活関連製品の写真です。

 

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講義の後は工場内を車内から見学します。

 

下は先ほど宇部セメント工場でも紹介したロータリーキルンの写真です。写真の上部に写っている筒状のものがそれです。最高温度は1800度にもなるそうです。

 

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一通りバスで工場内をまわってから宇部マテリアルズ宇部工場を後にします。

 

 

『宇部港コンテナターミナル』

いよいよ本日最後の観光場所、宇部港コンテナターミナルです。

 

最初に、車内で宇部港の役割やその歴史について、国土交通省中国地方整備局宇部港湾・空港整備事務所の所長様より、ご説明がありました。宇部港では石炭、原油を中心とした輸移入や、セメント、石油製品を中心とした輸移出が行われています。

 

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説明後、バスを降りて見学します。

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ちょうどクレーンが船にコンテナを積みこんでいるところでした。船とクレーンの大きさに圧倒されます。こちらの港も、許可がいるため一般の方は入ることができません。先ほどまで土砂降りだった雨も小雨になって、本当に良かったです。皆様たくさん写真を撮っていらっしゃいました。

 

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その後、倉庫で実際にコンテナに荷物を積み込んでいるところを見学しました。今積み込んでいるのは、先ほど見学した宇部マテリアルズ宇部工場で製造されたマグネシアクリンカーです。宇部から日本各地、そして世界各地へ運ばれていくと思うと、なんだかとても壮大な話で想像しにくい部分もありますが、宇部市はとても大切な役割を担っているのだと実感することができました。

 

以上で本日のツアーは終了です。皆様いかがだったでしょうか。今回のツアーでも、エスコーターの石川さん、関係者の皆様が大変熱心に解説してくださいました。現在の宇部市、美祢市、山陽小野田市を作り上げたのは、そういった熱い思いを持った皆様であり、今も私たちの街をさらに良くしようと努力していらっしゃいます。この産業観光バスツアーの一番の魅力は、実際に工場を見たり、日常生活ではできない体験をしたりすることです。しかし、私たちの街の為に努力してくださっている方々の話を聞き、その努力を知ることも、このツアーの魅力の一つではないでしょうか。私も、研修中に二回ほどツアーに参加させていただきましたが、これまで気付くことができなかった宇部市、美祢市、山陽小野田市の新たな魅力を発見することができ、自分の育った街についてもっとよく知りたいと思うようになりました。本当に貴重な体験をさせていただき、このような機会を与えてくださった皆様に感謝いたします。

 

県外にお住いの皆様はもちろん、県内にお住いの皆様にも存分に楽しんでいただけるこの産業観光バスツアー。本文では伝えきれない魅力もまだまだたくさんあります。ぜひ一度参加して、現場の皆様の熱い思いを肌で感じていただければと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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